「急増中!ホンダ・クロスカブの盗難防止法」

バイク愛好者の皆さんにとって、愛車の盗難は非常に憤りを感じることだと思います。
私も想像しただけで恐ろし過ぎますし、1週間以上仕事も手がつかなくなるぐらいショックなことだと思います。
名車中の名車であるHONDAのカブは、その人気の高さゆえに、今特に狙われやすいモデルとして知られています。
現在のクロスカブに関連する盗難の実態やその傾向について詳しく解説し、特に大阪地域での急増した被害の現況に焦点を当てます。
この記事を通じて、皆様も盗難防止に関する貴重な情報を収集し大切な愛車を守るための意識していきいただければ幸いです。
ホンダカブシリーズの盗難状況

ホンダのカブシリーズで特にクロスカブはそのデザインと機能性から人気があり、多くの愛好者を持っています。
しかし、その魅力的な外見ゆえに、近年盗難のリスクもかなり高まっています。
ここでは、クロスカブの盗難状況について詳しく解説します。
最近の盗難データ
最近のデータによると、クロスカブの盗難件数は徐々に増加傾向にあります。
特に、2023年の上半期におけるデータでは、前年同時期と比べて盗難件数が約20%増加しているという調査結果が出ています。
全国的に広がるこの傾向は、特に人口密集地やバイクの使用頻度が高い地域で顕著です。
対策を講じない限り、この増加傾向は続くと予想されます。
盗難の手口と傾向
盗難手口も多様化しており、特にプロのバイク泥棒による巧妙な方法が目立ちます。
一般的な手口としては、カメラのない場所での短時間の盗難が挙げられます。
具体的には、以下のようなカッター工具を用いて速やかにロックを外すのが一般的です。

これらカッターはホームセンターや通販で5000円ぐらいの価格で誰でも簡単に手に入れることが可能です。どれだけチェーンを巻いていてもこのカッターではひとたまりもありません。
無残な残骸だけの光景を拝むこととなります。
バイクの盗難に合う前には必ず犯人はバイクを調査し、無人駐車場や人気のない場所を狙い、時間をかけずに盗むという特徴も見受けられます。
このため、自宅や職場での駐車時には、監視カメラや人通りの多い場所への駐車が推奨されています。
大阪での被害急増

特に大阪では、クロスカブの盗難が急増しています。
大阪府警の発表によると、去年4月~11か月の8カ月で、盗難件数が126台。
加えて、犯罪者グループによる組織的な盗難が確認されており、複数の犯人がコンビを組んで盗難を行うケースが多発しています。
このような状況を受けて、大阪ではバイクの駐車場や駐輪場での対策が強化される動きもみられます。
地元の警察は、盗難の抑制のために啓発活動を行い、バイクオーナーの意識向上に努める必要があります。
盗難防止の基本対策
自転車やバイクの盗難は、年々増加傾向にあります。
その中でも、特に人気のあるモデルや車両は狙われやすいと言われています。
盗難を防ぐためには、基本的な対策を講じることが重要です。
このセクションでは、盗難防止のための基本対策として、「鍵の重要性と種類」、「物理的なロックの選び方」について詳しく解説します。
鍵の重要性と種類
まず、鍵の存在そのものが盗難防止の最初の防波堤となります。適切な鍵を選ぶことで、盗難のリスクを大幅に下げることができます。一般的に、自転車やバイクにはいくつかの種類の鍵が用いられます。
1. U字ロック:頑丈な金属製のU字型のロックで、多くの場合、ハンドルと車体を固定するのに使われます。この鍵は高い防犯性を持つため、特にお勧めです。

2. チェーンロック:鋼のチェーンと施錠機構を組み合わせたもので、使用位置や形状の自由度が高い特徴があります。ただし、厚さや重さが異なるため、選ぶ時は耐久性を確認することが大切です。

3. ディスクロック:ブレーキディスクに取り付けるロックで、外部からの攻撃を防ぎます。小型で持ち運びが容易なため、普段使いにも便利です。

4. 電子錠:近年では、暗証番号や指紋認証を用いた電子タイプも登場してきました。便利で安全性も高いですが、電池切れのリスクも考慮する必要があります。

それぞれの鍵の特性を理解し、自分の使用状況に合ったものを選び、併用することで効果的に盗難を防止することができます。
物理的なロックの選び方
物理的なロックを選ぶ際には、単に鍵の種類だけでなく、取り付ける位置や使用シーンも考慮することが重要です。鍵がどんなに強固であっても、不適切な使い方をすると意味がありません。
まず、ロックをかける場所を選ぶことが基本です。できるだけ明るく人通りの多い場所に駐車することが望ましいです。また、柱やフェンスなどの固定された物にロックをかけることで、外部から持ち去られる可能性を減らせます。
次に、ロックの取り付け方にも工夫が必要です。
必ず車体の重要な部分(前輪、ハンドル、フレームなど)と固定物をつなげることで、盗難リスクを下げます。特に前輪とフレームを同時に固定するのが理想的です。
また、複数の種類のロックを使用することも効果的です。例えば、U字ロックを用いて車両のフレーム部分を固定し、さらにチェーンロックでホイールを固定することで、盗難者にとって非常に手間がかかる状況を作り出すことができます。これにより、盗難犯が避ける可能性が高まります。
最後に、ロックを選ぶ際には耐久性や重さも考慮しましょう。
軽量なものよりも頑丈であり、かつ持ち運びしやすいものを選ぶと良いでしょう。これらの基本的な対策を理解し実践することで、大切な自転車やバイクを盗難から守る手助けとなるはずです。
定置の工夫と技術の利用
クロスカブの盗難を防ぐためには、盗難防止の基本対策だけでなく、日常的な定置の工夫や新しい技術の活用が重要です。
この章では、駐車場所の選び方やGPS追跡器の活用について詳しく解説します。
駐車場所の選び方
正しい駐車場所の選択は、盗難リスクを大幅に減少させることができます。
まず、周囲に人が多くいる公共の場や、照明が十分にあるエリアでの駐車を心がけましょう。
たとえば、ショッピングモールや人通りの多い場所は、盗難の目撃者も多いため、安全性が高いです。また、駐車場が管理されている場所や、監視カメラが設置されているエリアを選ぶとさらに安心です。
駐車する際は視界の良い場所を選び、なるべく他の車両や人が視認できるようにしましょう。
暗がりや死角に駐車することは避けるべきです。

ただ上の写真の様に、最近の傾向では明るい場所、人が普通にいてても関係なくかつ気持ちいぐらいに大胆になっています。
恐らく犯行現場を見ても、日本人は声をあげない。ということを知っている為それを逆手に取られているのかもしれません。
可能であれば自宅の駐車場やガレージを利用することで、盗難リスクを大幅に軽減できます。
自宅に駐車する際は、シャッターや鍵のかかるガレージが理想的です。
これにより、盗難を試みる者に対してハードルを上げることができます。
GPS追跡器の導入
近年、盗難防止の手段としてGPS追跡器の導入が注目されています。
GPS追跡器は、オートバイの位置情報をリアルタイムで把握できるため、盗難に遭った場合でもその動き追跡が可能です。
特に、盗難発生率が高い地域にお住まいの方や、長時間家を空ける場合には非常に有効な手段と言えるでしょう。
GPS追跡器は多くのタイプがあり、バッテリー駆動や車両のバッテリーに接続するものなど、使用環境に応じた選択が可能です。
また、一部のモデルには盗難を検知した際に即座に通知を受け取る機能や、地図上での移動履歴を記録する機能がついているため、より安心して利用できます。
導入にあたっては、GPS追跡器の設置位置にも注意が必要です。
車両の内部見えないところに設置することで、盗難犯に発見されにくくすることができます。
また、使用しているプランに関しても事前に確認し、必要なトラッキング機能が含まれているかをチェックしておくとよいでしょう。
駐車場所の選定やGPS追跡器の導入は、クロスカブの盗難防止に大きな効果を発揮します。
これらの工夫を実施することで、愛車を守る確率を高め、安心したライディングライフを送ることができるでしょう。

AlterLock Gen3という装置は、動きを検知すると警報音が鳴るとともに、GPSが搭載されていてバイクの位置情報を知ることができます。
「バイクが動かされると本体の音が鳴りますし、携帯電話も通知と音が鳴ります。とのこと。
なるべく外からわかりにくいところやアクセスしにくいところに、本体自体に穴が開いてるので付属のセキュリティーボルトを使って取り付けていただくのがいいとのこと。
盗難時の対処法
愛車が盗まれた場合、どうしても憤りしか感じないと思いますが、冷静な行動が求められます。
慌てずに、冷静に対処することで被害を最小限に抑えることができるため、具体的な対処法を知っておくことが重要です。
盗難に遭った場合のステップ
愛車が盗まれた際、まず最初に行うべきことは冷静に状況を把握することです。
盗まれた場所や時間、目撃者がいるかどうかを確認し、急いで次のステップに進むことが重要です。
具体的なステップは以下の通りです。
- 現場の確認:盗難に遭った場所で周囲を確認しましょう。
他の人が目撃している可能性があるので、周りの人に尋ねてみるのも一つの手です。 - 時間の記録:盗難が発生した時間帯をできるだけ正確に把握します。
これが後に警察への通報や保険申請で必要になるため、メモしておくことをおすすめします。 - 証拠の収集:スマートフォンなどを使って、周辺の写真を撮影したり、目撃者がいればその連絡先をメモしておきましょう。こうした証拠は後に役立つことがあります。
警察への通報と保険の利用方法

盗難が発生した場合、速やかに警察に通報することが必要です。
通報は電話でも可能で、現場に急行してくれる場合もあります。
通報時には、以下の情報を提供することが大切です。
- 被害の概要:何が盗まれたのか、いつどこで盗まれたのかを詳細に伝えることが必要です。
- 車両の識別情報:車両のナンバー、車種、色、特徴などを詳しく伝えます。
- 証拠の提出:あらかじめ収集した証拠や目撃者情報があれば、警察に提供します。
この際、捜査の手助けとして重要です。
警察に通報した後は、保険会社に連絡を取り、盗難保険の申請を行います。
保険の種類によって多少の違いがあるため、契約内容を確認し、必要書類を整えることが重要です。
一般的には、警察の事件記録や、他の関連書類を提出する必要があります。
以上のステップを踏むことで、盗難に遭った場合でも冷静に対応でき、迅速な対処が可能です。
早期の警察への通報と保険の利用が今後の問題解決に大きく寄与するため、これらをしっかりと行うように心掛けましょう。